【涼を求めて初めての中津渓谷へ】想像以上の自然の美しさに魅せられて
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
仁淀川エリアでありながら、当庵へお越しの方からも〈にこ淵〉ほど話題に上ることがなかった〈中津渓谷〉。
自分自身も名前を知っている位で今まで縁がなかったのですが、高知県観光キャンペーン〈どっぷり高知旅〉のガイドブックを何気なく見ていたら、結構涼しげで良さそう。
正確な位置関係さえも不確かでしたが、Google Mapによると当庵から2時間半くらい。
9月になってもまだまだ真夏のような暑さの残る日々が続いていることから、8月の繁忙期明けの休館日に涼を求めて訪れてみることにしました。
中津渓谷公園の入り口近くの駐車場は3台しかスペースがなく、その少し手前にある廃校の駐車場が無料開放されています。
そこから歩いて目的の方へ歩いていくと、眼下からは大きな岩肌にぶつかりながら流れる迫力ある水しぶきが。
我々がそこに到着したのは1時半頃。
すでに引き返してくる数人の人とすれ違いますが、よく見ると足元はサンダル履き。
渓谷を歩くのにこれはないだろ~、と内心思いつつその理由が分かり納得。
浅瀬のところで裸足になって水に浸かっているのです。
歩くことを想定していた我々はスニーカーを履いていたので、気持ちよさげな光景を少し羨ましく思いつつ。
渓谷の中はほとんどきちんと遊歩道が整備されていて歩きやすかったです。
綺麗な緑の樹木が目にも鮮やかで、大きな岩にぶつかる壮大な川の流れる音は自然のヒーリング音楽。

ひんやりとした空気の中を気持ちも癒されながら歩を進めると、さらに大きな水の音が段々と近づいてきます。
一番のメインスポットであろう〈雨竜の滝〉。
頭上から眼下のふちに落ちてくる大量の石清水の集合体には圧巻のひとこと。
自然によって創り出されている荘厳な雰囲気に何とも言えないパワーを感じます。
ここまではサンダル履きの人もちらほらいますが、かかとのところが止められるストラップの付いた形状のものなら尚いいかも。
ここまででUターンして帰るのが一般的らしく往復30~40分というところ。
さらにこの先には吊り橋や、かつては鳥しか行けなかった〈石柱〉という奇岩があるというので欲張って行ってみることに。
そこからの道は険しいところあり、アップダウンもあり。
涼し気な状態から一変、山道をハイキングする様子になり移動で汗だくになり、段々後悔することに。
今の気候の中では少し無謀だったかもしれません。
汗ふきボディシートを持ってくればよかった。


ところどころスポットを回って、ヘロヘロになりながら元の場所へと戻るまで約1時間30分ほど。
全身汗だくになりながらも爽快感と達成感を感じることができました。
今の暑さがいつまで続くか分かりませんが、秋口になりもう少し涼しくなれば、特に紅葉の頃などはさらに見応えがあること間違いなし。

渓流沿いには七福神の七つの石像があるので、見つけながら進むことも楽しみのひとつです。
高知への観光コースとして是非お越しいただきたいお勧めスポットです。