《宿泊施設にはアルコールの自動販売機があるのが常識》今やそうではないことが多い理由
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
当庵は館内にアルコールの自動販売機を設置していません。
自販機はありますが、商品はお茶や缶コーヒー、ジュース等で、お酒類は入っていません。
何故お酒類を取り扱っていないかというと、、、。
自動販売機はお金を入れて商品のボタンを押せば誰でも気軽に購入できるスグレモノの機械。
日本は〈自販機大国〉と言われているようで、様々な種類の自販機が存在し、その普及率は世界的にも高い水準なのだとか。
その主たるビールやタバコの自販機は酒屋さんの店先を始め、街中にはあふれかえっているほど。
ところがここのところそれらの自販機が少なくなっていることに気づいている方は少なくないでしょう。
その理由として大きくは、20歳未満の青少年にむやみに購入されないようにするため。
酒税法の改正によりお酒は対面での販売が原則となり、そのため自販機は厳しく規制されるように。
一部の地域を除いて今ではコンビニやドラッグストアが乱立し、成人された方が酒タバコを購入するのには困ることなく、そこでは人為的に成人であるか否かを確認するということです。
自分が大学生の頃はコンビニなど周りにあまりなかったため、夜遅くになって友達と酒が足りなくなったと、酒屋さんの前の自販機まで買い出しに行ったことも。
コンビニでは成人しているか見た目で微妙な場合は、身分証の提示を求められることもあるようですね。
宿でも屋内とはいえ状況は同じで、〈宿泊施設にはアルコールの自販機があるのが常識〉ということはありません。
未成年の方が泊まられることも当然ありますので、アルコールメーカーさんではこの手の自販機の設置は消極的になっています。
屋外の自販機は今後何年かかけて撤去の方針とのことなので、前々から据え付けているお宿は経過観察というところでしょうか。
このような背景から当庵ではアルコールの自販機を置いていませんので、お好みのものなどありましたらお持ちいただき、客室備え付けの冷蔵庫をご利用いただければと思います。
当庵は城山の頂上にある立地上、歩いてコンビニに行けるような環境ではありませんので、チェックインじてからだと時間も手間もかかります。
時間に余裕があれば来られる前に立ち寄られることをお勧めします。
尚、お部屋でご利用いただく分にはご自由ですが、お食事場所への持ち込みは固くご遠慮いただいておりますのでご了承ください。
また、夕食前であっても温泉に入った後にビールを1杯など、ロビー喫茶やお部屋でご用意できます。
夕食後もちょっと飲み足りないなという場合はお部屋にお持ちすることも可能です。
最終オーダーは午後9時30分。
地酒の他アイスクリームや挽き立てコーヒーもご用意できますので、是非ご用命いただければと思います。