温泉のpH値って何のこと?【新安並温泉はpH9.8】
こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。
「こちらの温泉は素晴らしい泉質ですね」先日ご利用いただいたお客様からのひと言。
当庵は四万十市所有の〈新安並温泉〉を引いていますが、脱衣所に掲示されている温泉分析表もチェックされ、「pH値9,8という温泉には今まであまり出会ったことがなかったです」とも。
温泉通の方のようでいろいろなうんちくをお聞きすることができました。

この〈pH(ペーハー)値〉、中性の7を境にそれ以上がアルカリ性、以下が酸性となります。
数値が高くなればなるほどトロミ感が強くなり、皮膚の古い角質を取る効果があることから〈美人の湯〉〈美肌の湯〉と呼ばれることも。
湯に浸かっている時は化粧水をまとっているような感じで、出た後はお肌スベスベに。
〈強アルカリ性温泉〉と呼ばれるpH10以上の温泉は全国的に見ても非常に希少なようですが、それにごくごく近い新安並温泉の分析数値です。
以前、身体を洗ったあと石鹸のヌルヌルがとれないというクチコミをいただいたことがありますが、これはこの温泉成分によるもの。
決してボディシャンプーとかの影響ではないのですが、そう勘違いしてしまうほどということですね。

ただ9点台の温泉は割と一般的にも多いようで、このお客様によれば「10点を超えるとインパクトが強いですよね」。
さらに「成分分析はその日の気象状態や様々なことで多少の誤差が出るから、別の日だったら10を超えていたかもしれないよ」という専門家のようなコメントも。
「なるほど~」目からうろこです。
以前から特に寒い時期にはこのヌメリ感が強く感じられると思っていましたので、今検査をしたら違う数値が出るのかも。
ただ体感的にはそう感じるところではあるのですが、この検査、現状では10年ごとの検査が義務付けられていて次回は2029年。
四万十市から委託されている四万十市観光協会が検査を行うことになるので、残念ながらそれまではどうすることもできません。
果たして3年後にどのような分析結果となるのか。
少し先になりますが楽しみに取っておくしかないようです。

ともあれ、今の温泉は是非とも体感していただきたい具合です。
内湯で身体を温めたら、外気が冷たいこの時期ならではの露天風呂にゆっくり浸かり、そしてまた内湯へ。
無限ループで時間の経つのを忘れてしまうかも。
