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安住庵日記

高知県安田町全編ロケ映画『追い風ヨーソロ!』は〈大心劇場〉が舞台となりました

こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。

 


先日初めての高知県東部へのプチ旅行の際立ち寄った、安田川のほとりにある映画館〈大心劇場〉。


館主の小松秀吉さんとは当日残念ながらお会いすることはできませんでしたが、その後お電話をいただき、そこが舞台になった映画『追い風ヨーソロ!』が公開されることをお聞きしました。


そういえばお伺いした時この映画の手書きの看板が。

 



 

 

ご自身も映写技師役で随分と出演シーンもあるようですが、小松さんは〈豆電球〉の名前で活動する地元シンガーでもあり、この映画の劇中歌も担当されたとのこと。


実は当庵の女将も高校生のころ40年近く前に歌手をしていた時期があり、その頃に小松さんとも地元のイベント等で接点があったのです。

 


そしてまた今回安田町を訪ねてみようと思ったきっかけのひとつ。


松竹時代にお世話になった映画ジャーナリストの中山治美さんがつい先日、四国一周の鉄道旅をされていることをFacebookで発見。

 

この大心劇場も訪ねられたくさんの写真を投稿されていました。


小松さんが劇場内に佇む一枚には、バックに200枚ほどの古い映画のポスターが貼ってあるのですが、その中に私と女将が宣伝担当した『陽炎Ⅱ』という映画のポスターを偶然発見したのです。

 

あまりの懐かしさに感動すら覚え、これは是非実際行ってみなければという流れになったというわけです。

 

残念ながら実際この目で見ることはできなかったのですが、その時の写真がコチラ。

 

 

出典/映画ジャーナリスト中山治美Facebook

 

左端の『陽炎Ⅱ』のポスター 

 



小松さんからは、地元安田町にも映画の灯を消さないようにという情熱がありありと伝わってきて、元映画に携わる者として本当に頭が下がる思いです。


「いまでもこんな田舎まで松竹映画の担当の人が通ってきてくれるがよ」というお言葉にも感謝。

 

映画の看板はすべて小松さんの手書き

 


私がこの地へ来た頃、四万十市にも〈太陽館〉という映画館がありました。

 

当時そこにも自身の宣伝担当映画のポスターが貼ってあったのを見つけ感激を受けたことを思い出します。


そこも後継者がいないということで20年ほど前に閉館の憂き目に。


今やこういった昭和レトロな映画館は、当時の日本映画の文化を映し出すとても貴重な存在ですね。


大心劇場〉にはいつまでも長く存続していってほしいと願っています。


追い風ヨーソロ!』は明日6月24日から30日まで、午後1:00からと7:00からの一日2回上映。

 

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