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安住庵日記

地域によりいろいろな種類がある酢みかん 《四万十ぶしゅかん》の季節がやってきました

こんにちは、安住庵・支配人の渡邊です。


グレープフルーツや夏みかん、高知では文旦や小夏などそのままの食用としての果物でなく、料理のスパイスの一種として使う柑橘類を高知では〈酢みかん〉と呼びます。


唐揚げやサンマの塩焼きなどに添えてあるレモン。


料理の香りづけや油ものをさっぱりさせるのに非常に効果的ですよね。


高知県では豊富な種類があり地域地域の特産品となっていて、東部にある馬路村では〈柚子(ゆず)〉、お隣の宿毛市では〈直七(なおしち)〉などがありますが、ここ四万十市では〈ぶしゅかん〉がそれです(同じ読み方で〈仏手柑〉という別種類もあり)。

 

このぶしゅかん、何故か四万十川と黒潮が交わる旧中村市エリアの河口付近でしか育たないそうで、かといって栽培には手間がかからず民家のお庭にもよく植わっているのを見かけます。

 

スカッシュのボール大くらいで緑色のものが一般的で、黄色く大きいサイズになると熟れ過ぎ感が。

 

 

 

 

ほっといても毎年時期になると実がなるので、使う時に庭に出てさっともいでくる。


個人で使う分には買わずとも事足りるという感じですね。


ぶしゅかんは、レモンほど酸味が強くなく、柚子ほど香りが強すぎないバランスのよさが特徴です。


何より地元の料理に合い、新鮮なカツオのお造りなどにふり掛けると絶品。

 
でも私は料理よりお酒!


焼酎に生のぶしゅかんを半分に切って搾り、炭酸水で割るドライな感じの飲み方が好みです。


ぶしゅかんの爽やかな香りが鼻に抜け、この時期ならではの旬のお酒を毎年楽しみにしています。

 


このぶしゅかんをもっともっと広めていこうと有志にて〈四万十ぶしゅかん株式会社〉を立ち上げ、料理用だけでなく、今ではお酒のシロップやジュースなどの加工品が開発され1年中楽しめるように。

 

 

 

 

〈ぶしゅまろクン〉という公認キャラクターや、〈四万十ぶしゅかんの歌・禁断の果実〉というテーマソングまで作ってしまうという熱の入れよう。

 

 

マンホールのふたのデザインにも登場

 

 

イベントやテレビCMなど幅広くぶしゅかんのアピールに一役買っています。


当庵でもご用意している〈ぶしゅかんサワー〉はサッパリ飲みやすく、〈ぶしゅかんジュース〉と併せて女性にも大人気の飲み物となっています。


生の果実は秋口までが時期となりますので是非ご賞味いただきたい四万十市の幸です。

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